




小山からさらに借上バスに揺られて1時間。午後2時半前にやっと到着いたしました。
1958年に当時中学校の特殊学級の担任であった川田昇初代園長が自己資金で勾配38度の急斜面を入手し、生徒達と開墾してぶどう作りを開始され、11年後には、知的障害者更生施設「こころみ学園」誕生。その後有限会社「ココ.ファーム.ワイナリー」が別途設立されたと、池上取締役から説明を受けました。急傾斜地には1500本の4種類のぶどうが植えられ、学園の生徒さん達が収穫をされていました。
中でもノボと名付けられたスパークリングワインは、九州.沖縄サミットや北海道.洞爺湖サミットの晩餐会や夕食会に使用され、国際的に高い評価を得ておられます。
90名の寮生とグループホーム等からの通い生40名が其々のできる仕事をしておられるとのことです。ワイナリーでは、ワインのできる行程の説明、瓶詰め作業の様子、熟成庫等々を見せていただきました。
このワイナリーならではの、優しさの詰まったこだわりを随所に体感させていただきました。
(私が考えていた農福連携とはちょっと違いましたが。)